万年筆の時代

新刊

佐藤正午復刻短編集

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著者 佐藤 正午
ジャンル 文庫  > 光文社文庫
出版年月日 2026/06/20
書店発売日 2026/06/10
ISBN 9784334110352
Cコード 0193
判型・ページ数 文庫・304ページ
定価 858円(税込)
内容紹介
――ワープロ専用機以前、僕は、というか僕をふくめたほとんどの人は、おのおの好みの筆記用具を使って、原稿用紙に手書きで小説を書いていました。そういう時代がありました。
《中略》
――そもそもデビュー作が、四〇〇字詰め原稿用紙約七〇〇枚、単純計算すると二十八〇〇〇〇個の枡目を一つ一つ手書きの文字で埋めた小説でした。僕が使っていた筆記用具は万年筆だったので、その時代を、小説家佐藤正午の歴史上、のちのワープロ専用機およびパソコン導入の時代とは区別して、万年筆の時代と呼ぶことができます。
《中略》
――一九八三年か八四年にデビューしてから、ほぼ十年間は万年筆で小説を書いていたわけです。
(「あとがき」より)

万年筆で原稿用紙に向かっていた作家生活最初の十年。
本書には、その“万年筆の時代”に綴られた短編九編と、ワープロ移行後に執筆されたおまけの一編を収録。
デビュー後、プロとして初めて原稿料を貰って書いた「青い傘」、刊行当初「競作ポルノ短編集」というサブタイトルが付された共著『十七粒の媚薬』への寄稿作「震える女」、二度の映画化チャンスがありながら幻に終わった「スペインの雨」など、現在では入手困難となっていた作品をラインナップ。
万年筆で書かれた時代の息遣いとともに、作家・佐藤正午の原点を味わうことができる特別な一冊。

【著者情報】
佐藤 正午(さとう・しょうご)
1955年長崎県生まれ。'83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞しデビュー。2015年『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞、'17年『月の満ち欠け』で第157回直木賞、'25年『熟柿』で第20回中央公論文芸賞受賞。おもな作品に『Y』『ジャンプ』『5』『アンダーリポート』『身の上話』『彼女について知ることのすべて』『ダンスホール』『冬に子供が生まれる』など。
万年筆の時代

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