お医者さんはなぜ「がんで死にたい」と言うのか?
新刊
超長寿時代の老いと死を考える
| 著者 |
佐藤 眞一
著 |
|---|---|
| ジャンル |
書籍
> 光文社新書 |
| 出版年月日 | 2026/07/30 |
紙版
- 書店発売日
- 2026/07/15
- ISBN
- 9784334110505
- 判型・ページ数
- 新書・232ページ
- 定価
- 1,188円(税込)
電子書籍
- 配信日
- 2026/07/15
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内容紹介
著者紹介
医師には「死ぬならがんがいい」と言う人が多いそうで、末期がんの患者を数多く看取ってきた柏木(哲夫)先生もそう言っていました。つらいイメージのあるがんですが、いったいなぜなのでしょうか?
その背景には、3つの要因が考えられます。第1に、死への準備期間があること。突然倒れて即座に入院となる脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などに比べて、がんの場合はある程度病状の進行が予測できるため、家族との別れや身辺整理など死の準備ができます。第2に、医療・緩和ケアの進歩によって、痛みや苦しみが軽減できるようになったこと。人は痛みに弱く、痛みにもがき苦しみながら死ぬとしたら恐怖を感じますが、痛みの問題はほぼクリアできたということでしょう。第3に、他者に迷惑をかけずに済むこと。がんは老衰や認知症と異なり、他者の世話を受けて生きる期間が短く、しかも死の間際まで意識の明晰さを保ったままでいられるということでしょう。(本文より)
「老いた自分に耐えられない」「他人に迷惑をかけたくない」「認知症にはなりたくない」「がんになって痛いのはいやだ」「ピンピンコロリで死にたい」――かつては皆が憧れた長寿だが、老後が長くなったからこその悩みや苦しみは増えてしまった。我々は超長寿時代をどう生きるか? あるいはどう死ぬか? 最新の医学情報や数値データを用い、意外な事実も参照しつつ、老年心理学・老年行動学の第一人者が解きほぐす。老いと死にしっかり向き合える一冊。
その背景には、3つの要因が考えられます。第1に、死への準備期間があること。突然倒れて即座に入院となる脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などに比べて、がんの場合はある程度病状の進行が予測できるため、家族との別れや身辺整理など死の準備ができます。第2に、医療・緩和ケアの進歩によって、痛みや苦しみが軽減できるようになったこと。人は痛みに弱く、痛みにもがき苦しみながら死ぬとしたら恐怖を感じますが、痛みの問題はほぼクリアできたということでしょう。第3に、他者に迷惑をかけずに済むこと。がんは老衰や認知症と異なり、他者の世話を受けて生きる期間が短く、しかも死の間際まで意識の明晰さを保ったままでいられるということでしょう。(本文より)
「老いた自分に耐えられない」「他人に迷惑をかけたくない」「認知症にはなりたくない」「がんになって痛いのはいやだ」「ピンピンコロリで死にたい」――かつては皆が憧れた長寿だが、老後が長くなったからこその悩みや苦しみは増えてしまった。我々は超長寿時代をどう生きるか? あるいはどう死ぬか? 最新の医学情報や数値データを用い、意外な事実も参照しつつ、老年心理学・老年行動学の第一人者が解きほぐす。老いと死にしっかり向き合える一冊。
佐藤 眞一
佐藤眞一(さとうしんいち)1956年東京都生まれ。大阪大学名誉教授、社会福祉法人大阪府社会福祉事業団特別顧問。博士(医学)。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程を終え、東京都老人総合研究所研究員、明治学院大学文学部助教授、ドイツ連邦共和国マックスプランク人口学研究所上級客員研究員、明治学院大学心理学部教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学研究分野教授。2022年退官。著書に『ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす』『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』(以上、光文社新書)、共著に『マンガ 認知症』(ちくま新書)、『認知症心理学の専門家が教える 認知症の人にラクに伝わる言いかえフレーズ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。



