お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?
お 金・労働・社会保障・所得・個人の生き方を問い直す
2016年5月、スイス・ジュネーブの広場に巨大なポスターが現れた。そこには「What would you do if your income were taken care of ?」(お金を稼がなくてよくなったら、あなたは何をしますか?)と書かれていた。これは、世界で初めてベーシックインカムを求める国民投票を実現させた アーティスト、エノ・シュミットらによる「世界最大の問い」だった。
世界各地で導入の具体的な動きが広まるベーシックインカムは、社会や人間のあり方に何をもたらすのか。2017年4月に同志社大学で開催されたシンポジウム「エノ・シュミットと語るコモンズ、フェミニズム、ベーシック・インカム」をもとに、4人の執筆者が「世界最大の問い」を考える。
エノ・シュミット
1958年西ドイツ・オスナブリュック生まれ。アーティスト。
山森亮(やまもりとおる)
1970年神奈川県生まれ。同志社大学経済学部教員。
堅田香緒里(かただかおり)
1979年静岡県生まれ。法政大学社会学部教員。
山口純(やまぐちじゅん)
1983年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院Y-GSA産学連携研究員。
第1章 私たちは存在しているだけで意味がある
――スイスからのメッセージ エノ・シュミット
第2章 ベーシックインカムの理念と制度 山森亮
第二部 未来社会とベーシックインカム
第3章 時間泥棒から盗まれた時間を
取り返すことができたら 山森亮
第4章 人が時間を取り戻すことは可能か?
――社会彫刻・文化収入・精神生活
エノ・シュミット(インタビュアー:山森亮)
第5章 フェミニズムとベーシックインカム
第6章 コモンズとベーシックインカム
――「本町エスコーラ」の実践から 山口純
おわりに






